ありがとう、ハマちゃん

※Facebookの2021年12月4日投稿を転載しています。

ハマちゃんに、お迎えが参りました。
12月4日AM2:25分。
長い間みんなのリーダーとして大名店にいつも堂々と存在していましたが、
その務めを終えて永眠致しました。享年13。
まだまだみんなのリーダーとして長生きして欲しかったのは山々ですが、
9月末の血栓事件から、想像を絶するほどの痛みや苦しみに耐えてきたので、
もうこれ以上苦痛に耐えさせないで良いと思うとその労を労ってあげたい気持ちでいっぱいです。
ハマちゃん、お疲れ様!本当にありがとう。
安心してどうぞ安らかにお休みなさい。

ハマちゃんが亡くなって一番にご来店くださったのは、ハマちゃんをずっと我が子の様に可愛がり
毎週訪れてくださっていた田中さんご夫婦です。ハマちゃんもどんなに眠くても痛くても、
田中さんがご来店されると飛び起きて美味しいご褒美をもらい思う存分甘えていました。
ハマちゃんが夢に出てくる程、ハマちゃんと暮らしたかっておられましたが、
真面目な田中さんご夫婦は会社の社宅であることからずっと猫の飼育を断念してこられました。
そんなその田中さんに最後にご提案差し上げたのは、ぜひ、
ハマちゃんをお骨だけでも持って帰ってあげて欲しいという事でした。
お二人はとても喜んでくださり、毎日お水とちゅーるとを絶やさず、大事にお預かり致します、との事。

そして、見ていて心が押しつぶされそうになるのが、さつきです。
亡くなってしまったハマちゃんの側から離れません。私たちが見ているだけでも、
もうかれこれ10時間もそばに居ます。仲の良い猫が1匹亡くなると、もう1匹もその後直ぐに、
という話は良く聞きます。さつきのメンタルケアもしっかりしてゆきたいと思います。
それでも、次々に訪れてくださる常連さんがハマちゃんにお供えしてくださる度に、
そのオヤツを凝視してはおりました。(≧∇≦)

ハマちゃんは2009年の夏、中猫くらいの大きさで入店しました。
大牟田のとあるお庭でご飯を貰っていましたが、そのお家のお婆さまが突然倒れて、捨て猫状態に。
京都の娘さんが駆けつけて、無事、天神と大名店で分けて十数匹で入店してきました。
みんな怖がりで、隠れたがり。天神組のせいで、天神店のオープンが5日遅れた遅です。

ハマちゃん自身はタマリンの様にいつもオドオドして、今のハマちゃんとは想像もつかないくらい
影が薄かったのですが、次第にもともとある人徳(猫徳)で猫が集まってくる様になり、
ワルオと共に大名店のリーダーに君臨しました。
能天気で何も考えずにリーダーをやっているワルオとは違い、男気があり、包容力のあるその行動や
判断力には私達も魅了され、かつてのスタッフたちもお見舞いに集める程魅力のある猫のでした。

ハマちゃんのための美味しいフードや医療品も山の様集まり、
本当にご支援くださった皆様の暖かいお気持ちに感謝申し上げます。
ありがとうございました。

<追記>
Facebookの2021年12月4日投稿以降の出来事。
四十九日、ハマちゃんは常連さんの田中さんのお宅で束の間の家猫期間を終えて、
キューリグに戻ってオーナーの手で海洋散骨いたしました。
ハマちゃんラブでメンタルが心配されたさつきちゃん。
2021年末にホームステイが決まり、今では里親さんに甘えまくる家猫になりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です